肩こりという症状は、おそらく日本人の中で最も体の不調でお悩みの人が多い疾患の一つだと思います。
症状も人によって大きな個人差がありますが、強い肩こりの症状でお悩みの患者さんの場合、視力低下や目の痛み、まぶたがピクピク痙攣したり、まぶたが重い、目の奥の違和感など、目周辺に痛みや違和感を発生させる事があります。
何故肩こりなのに目に症状が出るの?と疑問に思っている人も多いと思いますが、実は強い肩こりの症状が関わる事によって、目に違和感や痛みが発生する理由はちゃんと存在します。
そこでこのページでは、肩こりの症状でお悩みの患者さんが、視力低下や目の違和感や痛みを感じる事がある理由についてと、そういった症状が発生した時の注意点について説明させていただきます。
ちなみに私は医療系の国家資格である柔道整復師という資格を持っている人間です(ここをクリックすると私の柔道整復師免許証の写真が出ます)
医療系の国家資格を持っている人間の端くれとして、出来るだけ丁寧で分かりやすい説明を心がけていますので、こういった事に興味のある人は是非参考にして下さいね。
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目を支配している神経の一部は首も関わっている
さて、まずは強い肩こりの症状が発生すると目の痛みや違和感、視力の低下などが発生する理由について説明させていただきますね。
見出しでも軽く触れていますが、眼球の動きや瞼(まぶた)の筋肉の動きを支配している神経の一部は、首周辺を支配している神経と関わっています。
肩こりによって首周辺に強い筋緊張や炎症、もしくは首の骨や軟骨の変形を引き起こすと、首を通っている神経を圧迫してしまい、その結果で神経が支配している領域に異常をきたす事があります。
先ほども説明したように、目を支配している神経の一部は首の骨の近くを通過しており、また一部の神経は首の神経と密接に関わっています。
そのため、首周辺の神経の圧迫によって視力低下や目の痛みや違和感、瞼が痙攣したり重たく感じたりなどの症状を発生させる事があるんですね。
肩こりや首周辺の症状を改善すると、目の異常が改善する事もある
実際に患者さんの治療をしているとよく分かりますが、目と首の症状というのは本当に密接に関わっています。
そもそも眼球の動きと首の動きも連動して一緒に動く事も多く、例えば電車の車掌さんのように常に右目で標識を確認しなければいけないような職業の人は、必ず痛めるとしたら右側の首を痛めています。(電車や新幹線などの運転手をしている患者さんを何人か診させていただいた事がありますが、皆さん揃って右側の首を痛めていましたので)
そのため、首の症状を改善させると目の症状が楽になるといった現象を実際に頻繁に見ています。
具体的には「視界がクリアになった」、「目が軽くなった」、「目の痛みや違和感がなくなった」などですね。
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目に異常を感じた時にはまず眼科に相談するべき
このページでは肩こりの症状と目の症状との関連性を説明していますので、こんな事を言うと本末転倒な気もしますが、患者さんが目に異常を感じた時には、まず眼科に相談するべきだと思います。
肩こりなど首の症状によって目に異常を感じる事はたしかに存在しますし、首の症状を改善すれば目の異常が改善する事もたしかにあり得ます。
しかし、だからと言って全ての目の異常が首に原因があると極論を言う事は出来ません。
目の違和感や症状というのは、少し大げさな話ではありますが、場合によっては失明などに関わる病気の可能性だってあります。
そのため、どういった症状であっても、目に違和感や痛みなど何かおかしな症状を感じた時は、まずは眼科に受診するように心がけて下さい。
その結果、眼科で「異常なし」と診断されたのであれば、目周辺の症状は首が原因で発生している可能性が高いと思いますので、その時は信頼できる治療院に相談するようにして下さい。
目に異常を発生させる肩こりの症状は、頚椎症(けいついしょう)や頚椎ヘルニアの可能性あり
肩こりがひどくなったり首の筋緊張が重症化すると、目に何らかの異常を発生させる事があるという事をこのページでは説明させていただきました。
首が原因で目に症状を発生させる原因は、首の骨や軟骨の変形などによって近くの神経を圧迫して発生させている可能性が高い事から、こういった目に何らかの症状を発生させている人の場合は頚椎症や頚椎ヘルニア、ストレートネックなどが症状に深く関わっている可能性が高いんですね。
もしかしたら目の症状だけではなく、なかなか治らない肩こりの症状も、頚椎症や頚椎ヘルニアから発生している神経痛の可能性があります。
単なる肩こりであれば運動やストレッチ、マッサージなど強い刺激での治療が有効な事が多いんですが、頚椎症や頚椎ヘルニアやストレートネックなどのように、組織の変形や損傷が深く関わっている症状の場合は、強い刺激での治療との相性があまり良くありません。
もし頚椎症や頚椎ヘルニアなどから発生している肩こりの症状なのであれば、出来るだけ優しい弱い刺激で行う治療との相性が良い事が多いと思いますので、もし肩こりの症状や目の症状がなかなか治らないと感じている人は治療院選びの参考にして下さい。
もしどこに相談していいか分からない、どこに相談してもダメだったという人は一度私にお気軽にご相談して下さいね。
どこに行っても治らないしつこい肩こりや、頚椎から発生している症状の治療にはそれなりに自信を持っていますのできっとお力になれると思います。
以上で「肩こりで視力低下、目の痛み、まぶたが痙攣したりする理由」のページの説明を終了させていただきますが、下記に肩こりに関連するページのリンクも載せていますので、興味のある人はそちらも是非参考にして下さいね。
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